中小企業のためのDX実践ガイド
デジタル技術を活用して中小企業の業務効率化を実現するための実践的なガイドです。
DXの基礎から具体的な推進ステップまで、わかりやすく解説します。
1.はじめに
このガイドの目的
このガイドは、中小企業の皆様がデジタル技術を活用して業務効率化を図る際の道しるべとなることを目指しています。ここでご紹介する内容は、あくまで一つの例です。全ての企業に完全に当てはまるものではありませんが、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進の全体の流れをイメージしていただき、自社の状況に合わせて活用していただくことを目的としています。
対象
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従業員50~100名程度の企業
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デジタル化があまり進んでおらず、何から始めればよいか迷っている
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業務効率化の必要性を感じているが、具体的な方法がわからない
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DXに興味はあるが、自社での実現イメージが描けていない
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限られた予算や人員でDXを推進したいと考えている
2.DXの基礎理解
DXとは
DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、デジタル技術を活用して業務やサービスを変革し、競争力を高めていく取り組みです。単にパソコンやソフトウェアを導入するだけでなく、業務の進め方や顧客との関わり方を根本から見直し、より効率的で価値の高いものに変えていくことを意味します。
まずは業務プロセスの改善から
DXには様々なレベルがありますが、まず身近な業務プロセスの改善から始めることをお勧めします。
既存の業務フローを見直し、適切なITサービスを導入することで効率化を図ります。
この段階的なアプローチにより、小さな成功を積み重ね、組織全体のデジタル化への理解を高めていくことができます。
業務プロセス改善によるメリット
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作業時間の短縮と人的ミスの減少
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リアルタイムでの情報共有と意思決定の迅速化
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データに基づく経営判断と戦略立案
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顧客サービスの向上と新規顧客の獲得
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従業員の働きやすさ向上と人材確保
3.ケーススタディ:架空の企業によるITサービス導入推進例
企業概要:株式会社テックフューチャー
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業種:電子部品製造
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従業員数:80名
直面していた課題
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受注から納品までの進捗管理が紙ベースで非効率
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在庫管理が属人化しており、欠品や過剰在庫が頻発
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顧客からの問い合わせ対応に時間がかかり、顧客満足度が低下
DX推進のプロセス(概要)
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DX推進チームの結成(2名)
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現状分析と課題の優先順位付け
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生産管理システムの導入を決定
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小規模部門でのトライアル実施
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結果分析と改善点の洗い出し
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全社展開
得られた成果
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受注から納品までのリードタイムが20%短縮
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在庫回転率が15%向上
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顧客問い合わせへの対応時間が平均30%減少
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従業員の残業時間が月平均10時間減少
4.IT導入による業務改善の流れ
ステップ1. 担当者の選任と周知(1週間)
ポイント
IT導入の第一歩は、適切な担当者を選任し、全社的な取り組みとして認識してもらうことです。
担当者は、ITスキルが無くても、主体性とコミュニケーション能力があれば十分です。この段階で、組織全体の協力体制を整えることが重要です。
タスク
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DX推進する担当者を選任(会社規模に応じ、複数人がより良い)
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全社員向けにDX推進の方針と担当者を周知
ステップ2:現状業務の棚卸し(2-3週間)
ポイント
日常的な業務の問題を把握するために、まず自社業務の棚卸(業務プロセスの見える化)を行います。
この段階で、業務プロセスの詳細や従業員の声を丁寧に収集し、改善の糸口を見つけていきます。
タスク
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主要業務プロセスの洗い出し
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各プロセスの詳細(作業時間、使用ツール、課題点)を記録
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従業員アンケートによる現場の声の収集
ステップ3:改善ポイントの特定と解決策の検討(2-3週間)
ポイント
収集した情報を基に、重点的に取り組むべき課題を特定し、具体的な解決策を検討します。
この段階で、デジタル技術の活用可能性を探り、実現可能な改善案を立案します。
タスク
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収集した情報から主要な課題を抽出
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課題の優先順位付け
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各課題に対する解決策(ツール導入、プロセス変更など)の検討
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解決策の費用対効果の概算
ステップ4:実施の判断(1週間)
ポイント
提案された改善策を評価し、実施の是非を判断します。この段階では、経営的な視点から投資対効果を慎重に検討し、実施の可否を判断します。
タスク
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提案された解決策の詳細レビュー
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投資対効果から実施の検討、判断
ステップ5:小規模トライアル(1-2ヶ月)
ポイント
選定した解決策を小規模な範囲で試行し、その効果と課題を実践的に検証します。この段階で得られた知見は、本格導入時の重要な指針となります。
タスク
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トライアル計画の策定(範囲、期間、評価指標の設定)
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必要なツールの導入と環境整備
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参加メンバーへのトレーニング
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トライアルの実施と日々の記録
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結果の分析と報告書作成
ステップ6:本格導入と定着
ポイント
トライアルの結果を踏まえ、全社的な導入を進めます。また、導入後も継続的な改善を行い、DXの効果を最大化します。
タスク
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全社展開計画の策定
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従業員向けトレーニングの実施
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本稼働と各段階での効果測定
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定期的な振り返りと改善活動の実施
5.IT導入による業務改善の手順
ステップ1. 担当者の選任と周知(1週間)
タスク
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DX推進する担当者を選任(会社規模に応じ、複数人がより良い)
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全社員向けにDX推進の方針と担当者を周知
IT導入の第一歩は、適切な担当者を選任し、全社的な取り組みとして認識してもらうことです。
担当者は、ITスキルが無くても、主体性とコミュニケーション能力があれば十分です。
この段階で、組織全体の協力体制を整えることが重要です。
ステップ2:現状業務の棚卸し(2-3週間)
インプット
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会社の組織図(任意。必要に応じ)
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主要な業務プロセスの概要(任意。必要に応じ)
タスク
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書き方のサンプルを準備する(半日)
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Excelテンプレートの各項目の記入例を作成する
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記入時の注意点をまとめる
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従業員にExcelテンプレートを配布し、記入方法を説明する(1日)
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サンプルを用いて具体的な記入方法を説明する
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従業員が業務内容をExcelに記入する(4-6日)
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会社の状況に応じて、職種ごと、役職ごとにピックアップして記入してもらう
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すべての業務を記入するのが理想だが、多すぎる場合は以下のポイントを中心に記入する:
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普段の業務で課題を感じているもの
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時間がかかりすぎている作業
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ミスが発生しやすい作業
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定型作業
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情報共有が難しい領域
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手作業や紙ベースのプロセス
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データの入力や転記が多い作業
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複数のシステムやツールを行き来する作業
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承認プロセスが複雑または遅い作業
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アウトプット
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記入済みの業務タスクシート
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業務の全体像を示す概要図(任意)
Excelテンプレートの項目
<業務タスク>
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項番
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業務分類(複数階層入力可)
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担当者(または役職)
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業務内容
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業務頻度(随時、日に1回、週に2回、月に1回、不定期、など)
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1回あたりの平均作業時間(ばらつきが大きい場合は、最小時間、最大時間も)
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利用しているツール(Excel、(利用SaaS)、Zoom、手作業(紙、電話)、など)
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現状の問題(問題、または「問題なし」を記入)
<改善案>
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改善可不可(○、-、検討中)
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業務内容
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業務頻度(随時、日に1回、週に2回、月に1回、不定期、自動化、など)
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1回あたりの平均作業時間
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利用するツール(Excel、(利用SaaS)、Zoom、など)
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特記事項(注意事項、リスク、依存関係)
Tips:
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記入の負担を軽減するため、部門ごとに代表者を選んで記入してもらう方法も効果的
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記入中に気づいた改善案があれば、その場でメモしてもらうよう促す
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記入された内容について、必要に応じて従業員にヒアリングを行い、詳細を把握する
この段階で得られた情報は、次のステップである「改善ポイントの特定」と「簡易目標設定」の基礎となります。
正確かつ詳細な情報収集が、効果的なDX推進の鍵となります。
ステップ3:改善ポイントの特定と解決策の検討(2-3週間)
3.1 業務タスクの分析
インプット
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記入済みの業務タスクシート
タスク
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Excelの業務タスクシートを詳細に確認する
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以下の観点から、改善できれば効果が上がりそうなタスクをピックアップする:
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時間がかかりすぎている作業
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ミスが発生しやすい作業
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定型的で繰り返し行われる作業
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手作業や紙ベースのプロセスが多い作業
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情報共有が難しい領域
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データの入力や転記が多い作業
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複数のシステムやツールを行き来する作業
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承認プロセスが複雑または遅い作業
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ピックアップしたタスクについて、現状の問題点と改善による潜在的な効果を簡単にメモする
アウトプット
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改善効果の高い業務タスク一覧
3.2 改善方法の検討
インプット
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改善効果の高い業務タスク一覧
タスク
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ピックアップしたタスクの内容から、適用できそうなITサービスの種類を探し出す
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「ITサービスの種類と主な機能」リスト(下記参照)を参考にする
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選んだITサービスの種類をインターネットで検索し、代表的なツールをいくつかピックアップする
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業界専門サイトや比較サイトなどを参考にする
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業務タスクの内容から、最低限満たしていなければならない機能が含まれているツールを選別する
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選別したITサービスのうち、自社の業務を想定して、より適したツールを絞り込む
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使いやすさ、コスト、導入のしやすさ、他のシステムとの連携性などを考慮する
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ITサービスの導入だけでなく、業務プロセス自体の見直しも検討する
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無駄な作業の削除や、作業順序の最適化なども考える
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選定したITサービスの導入により期待される効果を、以下の観点から算出する:
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時間短縮効果(例:作業時間が○○%削減)
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コスト削減効果(例:年間○○円の経費削減)
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品質向上効果(例:ミス率が○○%低減)
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顧客満足度向上(例:対応速度が○○%向上)
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従業員の満足度向上(例:残業時間が○○%削減)
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可能な限り、定量的な指標を用いて効果を表現する
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定量化が難しい効果については、定性的な表現で記述する
アウトプット
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対応前後の業務フロー
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業務改善案(どの業務タスクに、どのITサービスを適用させるか)
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想定する効果(変更となる業務と、その効果)
次のステップ:
選定した改善ポイント、解決策、想定効果を基に、小規模トライアルの計画を立てます。
トライアルでは、選んだツールの効果を検証し、本格導入に向けた課題を洗い出します。
ITサービスの種類と主な機能
注:以下は代表的な例です。実際の選択は各企業の状況に応じて行ってください。
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プロジェクト管理ツール
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主な機能:タスク割り当て、進捗管理、ガントチャート表示
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よく使われるツールの例:(Trello、Asana)
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コミュニケーション・情報共有ツール
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主な機能:チャット、ビデオ会議、ファイル共有
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よく使われるツールの例:(Slack、Microsoft Teams)
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文書管理・コラボレーションツール
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主な機能:文書の共同編集、バージョン管理、クラウドストレージ
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よく使われるツールの例:(Google Workspace、Microsoft 365)
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顧客管理(CRM)ツール
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主な機能:顧客情報管理、営業活動記録、マーケティング施策管理
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よく使われるツールの例:(Salesforce、HubSpot)
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経理・会計ツール
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主な機能:経理処理、請求書発行、経費精算
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よく使われるツールの例:(freee、MFクラウド会計)
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人事管理・勤怠管理ツール
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主な機能:勤怠管理、給与計算、人事情報管理
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よく使われるツールの例:(KING OF TIME、SmartHR)
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ワークフロー自動化ツール
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主な機能:異なるアプリ間のデータ連携、定型作業の自動化
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よく使われるツールの例:(Zapier、Microsoft Power Automate)
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ステップ4:実施の判断(1週間)
インプット
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対応前後の業務フロー
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業務改善案(業務毎のITサービス)
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想定する効果(業務毎の改善効果)
タスク
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費用対効果の評価(半日)
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想定される導入コスト(ITサービスの利用料、導入にかかる人件費など)を算出する
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期待される効果(時間短縮、コスト削減、品質向上など)を金銭的価値に換算する
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投資回収期間を計算し、経営的観点から妥当性を判断する
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運用可能性の検討(半日)
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変更となる業務の範囲と影響を確認する
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必要となる従業員のスキルや教育コストを評価する
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既存システムがある場合、整合性や連携の可能性を確認する
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優先順位付けと段階的導入の検討(半日)
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複数の業務改善案がある場合、それぞれの重要度と緊急度を評価する
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複数の業務改善案がある場合、段階的な導入計画を立案し、各フェーズでの目標と評価基準を設定する
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アウトプット
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実施判断結果
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優先順位付けされた改善案リスト(該当する場合)
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段階的導入計画(該当する場合)
判断のポイント
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費用対効果:投資回収期間が適切か(例:1-2年以内)
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運用可能性:必要なリソース(人材、時間、予算)が確保できるか
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リスク:想定されるリスクが許容範囲内か
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戦略との整合性:会社の長期的な戦略や目標に合致しているか
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従業員の受容性:従業員の理解と協力が得られそうか
Tips
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経営層を含めた意思決定会議を開催し、多角的な視点から判断を行う
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外部の専門家(ITコンサルタントなど)の意見を参考にすることも検討する
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No-go判断の場合も、その理由を明確にし、将来の再検討のための課題を整理する
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段階的導入を選択する場合、各段階での成果を可視化し、次のステップへの判断材料とする
ステップ5:小規模トライアル(2-3週間)
選定した改善ポイントと解決策を実際に小規模で試行し、効果を検証します。
この段階では、本格導入前の課題発見と調整が主な目的となります。
4.1 試験導入
インプット
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業務フロー(改善前、改善後)
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業務改善案(どの業務タスクに、どのITサービスを適用させるか)
タスク
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ITサービス導入の計画(2-3日)
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トライアルの目的と評価基準を明確にする
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対象とする業務範囲と参加メンバーを決定する
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具体的なスケジュールを立てる
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必要なリソース(ツール、機材、予算など)を確保する
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ITサービス導入の実施(3-5日)
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選定したITサービスのアカウント作成や初期設定を行う
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必要なデータの移行や連携を設定する
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テスト環境でITサービスの動作確認を行う
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運用マニュアルの作成(2-3日)
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ITサービスの基本的な使用方法をまとめる
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想定される主なケースでの操作手順を記述する
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トラブルシューティングの手順を記載する
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参加メンバーへの説明と教育(1日)
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トライアルの目的と進め方を説明する
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新しいITサービスの使用方法を教育する
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運用マニュアルの内容を共有する
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質問や懸念事項に対応する
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アウトプット
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導入計画(スケジュール等)
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ITサービス環境
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運用マニュアル
4.2 試験運用と改善
インプット
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ITサービス環境
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運用マニュアル
タスク
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ITサービス試験運用(1-2週間)
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計画に沿って新しいITサービスを実際に使用する
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日々の進捗や課題をログに記録する
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参加メンバーから定期的にフィードバックを収集する
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データの収集と分析(2-3日)
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以下の観点からデータを収集する:
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作業時間の変化
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エラーや問題の発生頻度
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ユーザー(従業員)の満足度
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顧客対応のスピードや質の変化(該当する場合)
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収集したデータを分析し、改善効果を評価する
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振り返りミーティングの開催(半日)
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トライアルに参加したメンバー全員で結果を共有する
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良かった点、改善された点、課題や問題点を議論する
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ITサービスと運用プロセスの調整(1-2日)
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振り返りで挙がった課題に対する解決策を検討する
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ITサービスの設定や使用方法を必要に応じて変更する
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業務プロセスを微調整する
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アウトプット
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ITサービス環境(必要に応じ修正)
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運用マニュアル(必要に応じ修正)
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トライアル結果報告書(改善効果、課題、次のステップの提案を含む)
ポイント
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トライアル期間中は、参加メンバーの負担に配慮し、必要に応じてサポートを提供する
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問題が発生しても、それを学びの機会と捉え、前向きに対応する
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トライアルの結果は、できるだけ定量的なデータで示す
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従業員の声を十分に聞き、改善の検討を行う
ステップ6:本番導入と定着
小規模トライアルの結果を踏まえ、選定したITサービスや改善された業務プロセスを組織全体に展開し、定着させる段階です。
5.1 本格導入計画の策定(3-5日)
インプット
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小規模トライアルの結果報告書
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ITサービス環境
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運用マニュアル
タスク
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導入範囲と対象ユーザーの特定
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詳細なスケジュールの作成(段階的導入の場合は各フェーズの設定)
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必要なリソース(予算、人員、機材)の確保
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リスク分析とコンティンジェンシープランの作成
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教育・トレーニング計画の立案
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評価指標(KPI)の設定
アウトプット
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本格導入計画書
5.2 環境構築とデータ移行(1-2週間)
タスク
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ITサービスの本番環境のセットアップ
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必要なカスタマイズや他システムとの連携の実施
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テストデータでの動作確認
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既存システムからのデータ移行(必要な場合)
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セキュリティ設定の確認と調整
アウトプット
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本番稼働可能なITサービス環境
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データ移行完了報告書
5.3 ユーザートレーニングと教育(1-2週間)
タスク
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トレーニング資料の作成・更新
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部門別または役割別のトレーニングセッションの実施
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Q&A対応体制の構築
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フォローアップトレーニングの計画
アウトプット
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トレーニング実施報告書
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更新された運用マニュアルとQ&A集
5.4 本格運用開始とモニタリング(1-2ヶ月)
タスク
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新システム・プロセスの本格稼働開始
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ヘルプデスクの設置と運用
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定期的なフィードバック収集(週次または隔週)
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KPIのモニタリングと分析
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問題点の早期発見と対応
アウトプット
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週次/月次の運用状況レポート
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改善要望・問題点リスト
5.5 定着化と継続的改善(常時)
タスク
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ベストプラクティスの共有と表彰制度の導入
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定期的な振り返りミーティングの実施(月次または四半期ごと)
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新機能や改善点の継続的な検討と導入
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ユーザーサポート体制の最適化
アウトプット
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改善提案リスト
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定期的な成果報告書
ポイント
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段階的な導入を心がけ、一度にすべての変更を行わないよう注意する
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従業員の声に耳を傾け、抵抗感や不安を軽減するよう努める
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早期に成功事例を作り、組織全体のモチベーション向上につなげる
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経営層の継続的なサポートと関与を確保する
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定期的に効果を測定し、必要に応じて計画を調整する
次のステップ:
本格導入と定着が進んだ後は、さらなる業務改善やDX推進の機会を探ります。
定期的な業務の見直しと新たな技術動向の調査を行い、継続的な改善サイクルを確立します。